「嫁さんと二人で店をやろう!」ラーメン屋を志すことにした別所さんでしたが…?志士物語PART2
【失敗と改良に費やした六年間】
本やネットで調べたスープの作り方をあれこれと試しては失敗し、改良してはまた失敗とひたすら研究を続ける日々が続いていました。
やっとスープがスープらしくなってきた頃、今度はタレとの闘いが始まったのです。
恵さん「寸胴で作ったスープをタッパーに小分けにして冷凍して、出勤前に一杯分ずつ解凍しては工夫したタレを使ってラーメン作って、毎朝ラーメン食べてから仕事に行ってたんです」
別所さん「油ひとつにしても香味油がいいんか、練り油がいいんかとかいろんなものを試しては食べてました。誰にも教えてもらわんかったから失敗→改良→また失敗。この繰り返しやったけど、そうやって努力を続けてたのが結果的にはよかったと思う」
「失敗したのではない、1万回うまくゆかない方法を見つけたのだ」
電球の発明で1万回もの失敗を繰り返した際にエジソンが言った言葉を思い出しました。
別所さんが自分の求めるラーメンの味を確立するまでに費やした時間は、なんと6年に及んだのです。