北九州の名店らーめん志士さんの歴史にMakotoが迫ったノンフィクションPART1
「志士」というと吉田松陰や坂本龍馬など、幕末に活躍した勤皇の志士を連想される方が多いでしょう。
そうした歴史ファンの方が「らーめん志士」さんにシンパシーを感じて「幕末の志士では誰がお好きですか?」と問いかけると、店主の別所武さんはこう答えられます。
「歴史はくわしくないんです。すみません‥‥」
がっくりきた皆様、ちょっと聞いてもらえませんか。
そもそも志士とは「命をかけて高い志を貫く人」を表します。
別所さんの「らーめん志士」開店、そして現在に至るまでの道程は、まさに志を貫いてきた志士の物語だったんですよ。
【化学メーカー営業マンから焼き芋屋さんへ?】
北九州出身の別所さんは関西の名門大学を卒業、大阪の化学メーカーに新卒で入社し営業マンとして働いていました。
傍から見れば順風満帆な日々かもしれませんが、本人はそうではなかったようです。
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