「ぜひ太麺を食べてみて下さい」その自家製太麺が旨いったら上手いんです!
サルタヒコの宮司、もとい店主さんからのご神託、
「次はぜひ太麺を食べてみて下さい」
‥‥に従い、お店に伺ったのは春のことでした。
名古屋で出会った「まぜそば」の魅力を北九州に広めたくて開店されたお店なのですから、本来なら「鶏まぜそば」を注文すべきところなんですが、Makotoは汁がたっぷりなほうが好みなもので(^^;)
選ばせていただいたのがこちらの
「トリュフ香るトマトとフロマージュの汁そば」
でございます!
‥‥これを一見して「ラーメンだ!」と思える方は少ないのでは?
メニューにも「トマトクリームパスタみたいです」と書かれてある通り、イタリアンなトマトスープパスタの風情でございます♪
そしてこれがまたまた抜群に旨いんだから堪えられません~!
オススメされた太麺はほんとモチモチしてて、旨みとほのかな酸味が効いたトマトスープとの相性がバッチリです。フロマージュを混ぜて溶かすとさらに太麺がスープをまとって濃厚な舌触りになるのもGood!
残ったスープには白ご飯を入れてリゾット風に食べるのもいいのですが、私は今回スープを全部飲んでデザートを食べるコースを選択♪
実はサルタヒコさんでは「お好きな麺+300円」で
A:ミニデザート&ドリンク or B:スパムむすび&ドリンク
を選ぶことができるランチセットがあるんです(^▽^)
本日のデザートはクリーミーなベイクドチーズケーキとあって私の好みにピッタリ♡
飲み物はエスプレッソをお願いしました。
「早く独立してケーキ屋さんを開いて欲しい」と店主さんが冗談交じりでおっしゃるほど、素晴らしいパティシエの腕前を持つ奥様手製のケーキはもう舌触りからして違うんですよ。一口ごとに幸せが湧き上がってくるこの美味しさはたまりませんね。
ラーメン屋さんでもプリンなど食後の美味しいスイーツを出される店は結構ありますが、サルタヒコさんの場合はスイーツだけでなく店の雰囲気や食器、盛り付け、さらには接客応対に至るまですべてがグッドセンスなんですよね。
#おしゃれなカフェ
#おしゃれなラーメン屋さん
#ヌードルカフェ
というハッシュタグがこれほどふさわしい店はなかなかないと思いますよ。
ラーメン屋さんでカフェ、じゃなくむしろ「カフェでラーメンも食べられます」といえるほど。
Makotoのような「ひとりでも駅の立ち食いそば食べますオンナ」じゃない(笑)ラーメン屋さんに入るのをちょっと恥ずかしいとためらう女性客が、誰はばかることなく入店しラーメンを注文して、食後にはスイーツをおしゃれに食べられる。
こういう空間って非常に価値があると思います。
また、スイーツがお好きな男性にとっても「カフェでケーキを注文するのはちょっと恥ずかしいけど、ラーメン食べた後にセットで出てくるなら頼みやすい」と嬉しく思われるのではないでしょうか(^_^)V
さらにさらに、サルタヒコさんにはもうひとつの店のお顔があるのです。
それは「ヨルタヒコ」!
‥‥勝手に名付けてますが(笑)
そう、サルタヒコさんは夜になると日本酒と肴も提供してくれるnoodle×Barに変身して下さるのです♪
ワインではなく日本酒というところが、日本酒党のMakotoにはなんとも嬉しいじゃありませんか!
入り口横の黒板には、小倉の“酒の学び舎”と称される「名酒ギャラリー 飛来(ひらい)kizunA」の店主さんが厳選されたオススメ銘柄が並んでいます。
また、夜限定の「鶏と野菜のポタージュつけ麺」も食べられるとあって、これはぜひともヨルタヒコに伺わねばと機会をうかがうこと2ヶ月。
息子が修学旅行に行ってる間を狙って、夫と二人でやってきました!
まずは日本酒からということで♪おすすめの銘柄をそれぞれ頂きました。
突き出しに出して下さった煮干の米油揚げがなんともオツなお味で、仏風にんじんのサラダ共々お酒に合うのなんのって。
いぶりがっことフロマージュ(チーズ)が相性抜群で、この風味と歯応えは堪えられません!
デザートとしても人気の手作りチーズのカッサータがまた日本酒に合うんですよ~!
そして度肝を抜かれたのがこの「よだれ鶏サルタヒコ風」!
辛いのが苦手なはずのMakotoが夢中になって食べたほどの美味しさ!
しっとりした舌触り&ほど好い歯ごたえの鶏肉自体の旨さもさることながら、このごまダレが何とも最高なんです。
思わずお酒もおかわりしちゃったじゃないですかwww
このまま行くと本命を忘れてしまいそうなので(笑)あわてて店主さんに「夜限定 鶏と野菜のポタージュつけ麺」をお願いしました。
これがもうとにかくうまい!美味い!旨いったら上手いんです!
店主さん自ら作られる自家製麺の風味が食感共に素晴らしく、つけダレは野菜コーディネーターの資格をお持ちの奥様がさぞや研究されたのではと思う味わい深さ。
また、つけダレはそのままでもすごく美味しいのに、チーズを入れたり海苔を入れたりでさらなる味変を楽しませてくれるという、なんとも贅沢な逸品。
お酒と肴を前半にいっぱい頂いたため、絶品ポタージュスープを完食できなかったのが心残りです。「次回はまずつけ麺から食べるぞ!」と心を決めました(笑)
サルタヒコさんは「自家製レバーペーストとホワイトマッシュルームのクリーミィまぜそば」や「生海苔と菜の花の春の和えそば」などなど、季節限定の特別メニューも折々に提供して下さるので、メニューを決めるのに迷う方もさぞ多いのではないでしょうか。
大食いタレントさんのような胃袋が欲しくなりますね(笑)
この日、Makoto夫婦は夜というより夕方からお伺いしたのですが、サルタヒコさんには女性のお一人客や女性同士、また男女グループなどなど、本当に多岐にわたる組み合わせのお客様が次々とお越しでした。
女性の特性として「一人より誰かを誘って飲食店に行く」傾向があるので、“ 女性が好む店作り ”というのは集客においてとても強みになりますよね。
とはいえ「女性客が多いとついつい長居しがちになるのでは」と、回転率の心配をされる方もおいでかと思います。
サルタヒコさんの店内は厨房に向かってのカウンター席が6席、窓側のカウンター席が2席、2人用テーブル席が2セットと、割と小ぢんまりされた作りなので、店にお客様が入ってこられるとどの席からもすぐわかります。
食事を終えられたお客様はその様子を見て何も言われなくても
『お客さんが待っておられるし、自分はそろそろ‥‥』
と自然と配慮して下さるのです。
これは私の勝手な意見ですが、文学サロンの2階というお店の場所も、おのずとそうしたマナーをわきまえたお客さんが集まるような気がしましたね。
店主さんの接客応対も品良くユーモアとウィットがおありですし。
Makotoは店主さんご自身の要素が、配慮あるお客様を引き寄せておられるようにも感じました。
「うちの店はIKEAとニトリで出来てます」
なんて笑っておられる店主さんですが、センスがよくてなおかつ親しみやすく、清潔感と明るさがあり接客が良くて美味しいお店とくれば自然と人に紹介したくなるし、男女問わず誘って一緒に行きたくなりますよね。
お土産に買って帰った絶品フロランタンを食べながら、ふたたび「ヨルタヒコ」に行ける日を夢見ていたMakotoでございました(^▽^)
(2019年7月初出、2024年10月加筆)
【HPリニューアルに際して付記】
2022年2月中旬より、同じ京町銀天街通りの1階店舗に「自家製麺 さるたひこ」として移転、リニューアルオープンされました!営業内容も旧店舗時代とは変わっている部分がありますのでご注意ください。