限定提供の魚介醤油らぁ麺「キラキラ節」&マダムお手製の絶品スイーツ!
「サルタヒコ noodle×cafe」さんで絶品鶏そば(&フロランタン)を食して以来、日増しにまた食べに行きたいという気持ちが湧き上がり抑えられなくなっていたMakotoです(笑)
しかしながら我が家から小倉までは1時間くらいかかるので、そうちょくちょくとは足を運べません。ところが2月になって息子が資格試験を受けることになり、その受験会場が小倉駅周辺という絶好のチャンスを得て、夫も誘い家族揃って再訪することができました!
今回は辛口好みの夫もいるので、三者三様に食べたいものをチョイスすることに。
夫は「鶏白坦々麺」。ごまの風味が芳しく、辛味とまろやかな鶏白湯スープのバランスが美味しい一杯だったとのこと。山椒か八角のようなスパイスが効いていたのが印象的とも。
息子は「鶏そば」。その美味しさにあっという間に替え玉まで追加して食べてました(笑)
そして私は前回から気になっていたこのメニュー!限定10食の魚介醤油らぁ麺「キラキラ節」です!
そりゃあもう旨かったのなんのって!
醤油ラーメンや中華そばという括りでは語れない、確立された日本料理の一品とさえ感じさせる和の深い味わいです。
後日、店主の尾﨑さんにこのキラキラ節についての感想をお伝えすると
「出汁そば、と言えますね」
というお答えが返ってきました。
良質な昆布、煮干、鰹節、そうだ節、ウルメ節、鯖節などを使って作られるスープとのこと。
なるほど。出汁そばとは、この和の風味にふさわしい納得のお言葉です。
「15時間水で出汁をとって翌日ゆっくり火を入れ、最後に鰹節を入れます」
魚介系ならではの旨みと深いコクのある出汁が、化学調味料も添加物も不要の滋味あふれる美味しさを出しているんですね。
そしてサルタヒコさんのさらなる凄さは、麺類を食べただけで終らないところ。
そうです。スイーツです!
前回フロランタンを食べた際にその美味しさに感激したので、今回は絶対食後のデザートまで頂こうと心に決めてきたのです♪
まずは日替わりで提供される本日のスイーツをお伺いしたところ
「チョコレートのテリーヌです」とのこと。
チョコ大好きな夫と息子の目がハートマークになったので(笑)即決!
す・ご・い!!!
なんと小学生の頃からスイーツ作りをされていたという奥様・美紀子さん(お姉さまもパティシエだそうです)、とんでもなくハイレベルな美味しさですよ!
私が頼んだ「手作りチーズのカッサータ」(カッサータ=イタリアのアイスクリームケーキ)もむちゃくちゃ美味しかったです♪♪♪♪
2018年の4月11日にオープンされた「サルタヒコ noodle×cafe」さんは女性客が多く、お子さん連れのお母さんもよく来られるそうです。
尾﨑さん「無添加なので子供さんに食べさせても安心、とお母さんが喜んでくれるんですよ。また北九州でも豚骨ラーメンが苦手な人は多いので、うちのラーメンなら食べたいとよく来てくれます」
実は尾﨑さんの奥様ご自身も豚骨ラーメンが苦手だそうで。
「ラーメンは食べたいけれど豚骨はちょっと‥‥」
という方のお気持ちをよくわかって下さいます。
北九州出身の店主尾﨑智已さんは15年間、三重県桑名市で大手自動車メーカーに勤務されていました。
その当時に名古屋で「まぜそば」の美味しさに出会い、Uターンした北九州でこの魅力を広めたいと思われたそうです。
「でも豚骨王国の北九州ではまぜそばは受けないんですよ(笑)なので鶏白湯ラーメンをまず筆頭にして、豚骨が苦手な人に受け入れられやすくしました」
北九州にはないめずらしい物を作りたいというお気持ちが強く、まぜそばをはじめ汁なし坦々麺、ポタージュつけそばも開発されました。
自家製麺も「北九州の製麺では細麺ばかりなんで、このメニューに合う麺を自分で作るしかないと思って」始められたそうです。
アイドリングタイムも設けず、11時30分の開店から21時まで通し営業をされているので大変じゃないですかとお聞きしたら、
「製麺、スープ作りなど結局休憩せずに仕込みをしてるので、だったらいっそ開店してたらいいじゃないかと。ひとりブラック企業状態ですね(笑)」
と笑っておいででした。
でも、通し営業のおかげでこんなメリットがあったそうです。
「15~18時は美容師さんがよく食べに来られるんですよ。このあたりは美容院が多くて、たくさんの方が“この時間に開いてるから助かる”と喜んで来てくれます。美容師さんは施術中に女性客の好みそうな話題を提供されますから、うちの店のことを話して下さるんです」
サルタヒコさんはオープン当初から人気でメディアにも多く取り上げられていましたが、自主的な宣伝依頼などはまったくなさらず、こうした「口コミ」で自然とお客様が集まり、取材も来られたんだとか。
これはやはり店名でもある猿田彦大神の御神徳ではないでしょうか。
「三重県に住んでいた時に、椿大神神社(御祭主神:猿田彦大神)が好きでよく行ってたんです。妻との結婚式も椿さんで行いましたので、店名にサルタヒコ様の名前を入れました。道開きの神様ですし」
地上に生きとし生けるものの平安と幸福を招く「みちびきの祖神さま」の名を頂きしこのサルタヒコのお社(やしろ)。
きっとこの先も店主さんご夫妻とここに集う人たちを、よき道へと導いてくれるに違いないと思いました。
「次はぜひ太麺を食べてみて下さい」
そうおっしゃりながら見送って下さった店主さん。
はい!ぜひまたお伺いします!ごちそう様でした(^人^)
(2019年3月初出、2024年10月加筆)
【HPリニューアルに際して付記】
2022年2月中旬より、同じ京町銀天街通りの1階店舗に「自家製麺 さるたひこ」として移転、リニューアルオープンされました!営業内容も旧店舗時代とは変わっている部分がありますのでご注意ください。
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