Makotoが自分の好きなものをとことん書いて、描いて…そして出来上がった世界。それが「竜浪道」です。
息子が生まれてから子育てを中心にした生活をしていたので、在宅でできるWEBライターを10年以上続けていました。
ところが2018年に北九州へ転居した際、インターネット環境が悪くて今まで通りの仕事をこなすのが難しくなりました。
当時は短期間の引っ越しが続いたため息子の制服、学用品なども買いなおしたりと出費が多く、元々営業職だったのでそれを活かせる分野の仕事に戻ることにしたのです。
なのにコロナ禍がやって来て、自分が勤務していた事業所が閉鎖となりました。他部署への移動を希望するのであれば斡旋可能でしたが、3年間勤務の雇用保険(会社都合なので待機期間ゼロで即もらえる)を有効に使ってやりたいことをやろうと。
WEBライターも楽しかったしやりがいもあったけれど、ここらで何の制約も受けずに好きなものを好きなように自由に表現したい!そう思って人生の休養期間?に書き出したのが小説「竜浪道」なのです。
私Makotoにしかできないこと…それにこだわり、まず第一に文章と挿絵の二刀流をやりました。3年経つと絵もだいぶ変わりましたので、いい修行にもなりましたね。
自分自身も空手家の端くれなので、主人公は格闘技の才能を持った男。「男前でめっぽう強いが背が低い」という三重苦?男が薩摩の神社奉納闘技戦で神様を倒す快挙。しかし追放の憂き目にあって、放浪先の肥後でスカウトされてプロレスラーに。とはいえ喧嘩師がそうそうファイティング・アートをこなせるわけがない。かくて空手家を始め強豪たちとガチで闘う異種格闘技戦の道へ進むことに…
自分がこれまで住んだところや行ったところの好きな部分を絡ませて、美味しい地方グルメも取り入れよう。おっと恋愛要素も忘れちゃいかん。
「わかるやつだけわかればいい」と昭和~平成のプロレスネタも随所に忍ばせた。
例えばリュウがサツマの闘技戦で闘った試合は、アントニオ猪木さんの格闘技世界一決定戦のある試合の攻防を取り入れたし、リュウのプロレスデビュー戦は初代タイガーマスクの“あの”試合。
リュウが様々な格闘家と闘う飛竜十番勝負戦には、空手家の黒澤浩樹さんがモデルの長谷川彦斎選手や、この先K-1黎明期から全盛期で活躍した格闘家をモデルにした選手も登場予定。
リュウが所属する虎拳プロレスのレスラーたちも、新日本プロレスの懐かしい選手達がモデル。当時を知ってるプロレスファンにひそかに楽しんで頂きたいもの。
仕上げとばかりに愛するロックバンドを未来世界につなげてみた。
インタビューでお世話になった実在のお店の方々もご登場(ら~めん行進曲〇〇さんも第二十一話からご出演!)いただきますし、いろんな人間模様もますます厚みを重ねていくでしょう。
Makotoのなかの竜が暴れ出すままに、どこまで流れてゆくのやら。少しでも心に波が立った方は、ぜひリュウが住む世界へお越しになって下さいませ。
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